著作権所有者 (有)最上蘭園
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植物にとって「酵母菌」とは・・・何だ。
世の中醗酵、醗酵である。
人間と酵母菌の関係は・・・・お酒に見られるように・・・非常にありがたい菌として扱われてきた。
植物と酵母の関係は????
宇井 清太の研究は・・・酵母菌を休眠させることで成功した。
こういう発想は・・・世界で唯一の奇想かもしれない。
学問研究の世界も・・寄らば大樹の下・・・である。
学究とて人の子。
流行には弱い。・・・一人わが道を行くのは・・・鉄壁の思念、不動心が無ければ出来ない。
研究にはカネが必要だから・・・この場面で・・・学問の世界に・・・カネの影が出て来る。
研究助成金・・・補助金。
宇井 清太は自分で稼いだカネで・・・研究行なってきたから・・・奇想でも何でもイイ。
最後良ければすべてよし・・。
ひも付きは・・・自由な発想を阻害する。
恩師も・・・・。
菌社会も、人間社会も・・・似たようなもの。忖度・・・・。
菌研究では・・・・この菌社会に存在する「忖度」を・・・誰も気付かなかった!
酵母菌が木材腐朽菌MOG-A1へ忖度して休眠する姿を、宇井 清太が世界で初めて発見した。
MOG-A1で・・・酵母の活動を停止させる!
酵母菌が活性するために・・・弊害もある。
だから・・・自然界には酵母菌を抑止するシステムが必ずある・・・と宇井 清太はにらんできた。
糖から嫌気条件下では・・・アルコールを作る。
これは、植物にとって・・・・根にとって・・・大変なことである。
だから…根圏、土壌内には・・・このアルコール産生を抑止、遮断するシステムが構築されている。
この仮説の・・・先に、MOG-A1菌の発見があった。
簡単に・・・伊達や酔狂でMOG-A1菌を発見したのではない・・・・。
有機物がある自然界の土壌内で酵母菌生息しているにもかかわらずアルコール醗酵が行なわれない。
なぜか・・・・。
酵母菌を休眠させる菌が生息しているからである。
植物にとって地球は・・・優しい星ではない。
おそらく、光合成を100%行った日は・・・一日もないかもしれない。
圃場も同じであろう。
つまり・・・人為的の光合成不足を補う・・・技術が現在まで存在しない。
炭酸ガス施肥・・・露地栽培では・・・出来ない・・・。
地球温暖化で・・・益々光合成不足の問題は大きくなる・・・。
根にブドウと糖を与えても吸収できない!
酵母菌が・・・直ぐにアルコールを作るからである。
圃場には酵母を休眠させる菌は生息していないからである。
ここまで書けば・・・MOG-A1菌の発見の意味が理解できよう。
もし・・・圃場に酵母を休眠させるMOG-A1菌が生息していれば・・・糖を投与しても・・・アルコールにならない。
木材腐朽菌MOG-A1菌は糖からピルビン酸を産生し・・・菌根菌の菌糸は・・・
このピルビン酸を根に供給することで・・・光合成不足を補える。
菌根菌。・・・根毛ではブドウ糖も、ケイ酸も吸収できない。
ブドウ糖 モル質量 180,16. ピルビン酸 モル質量 88,06。
葉、根でブドウ糖を吸収できないのはモル質量180・・・。
ピルビン酸はモル質量88、この大きさなら・・・葉面で、根毛で吸収できる。
ようやくMOG-A1の発見で・・・葉面に、根圏に・・・・糖からピルビン酸を産生することが可能になった!
酵母を休眠させることが出来るようになった成果である。
逆に・・・酵母が活動している場合は、ピルビン酸を葉面散布しても・・・好気状態では直ぐに・・・
炭酸ガスと水にするため、植物の生育が良くなることはない! これは酸素がある土壌でも同じ。
酸素が少ない土壌ではアルコール醗酵。
菌根菌と共生した菌根なら・・・吸収できる。
木材腐朽菌の菌社会、菌ネットワークが森林を育てているのである。
この菌社会を圃場に再現すれば・・・・光合成補完できる。
有機農法にも、自然農法にも光合成補完技術、病害菌不活性技術はない。
つまり大自然から大きく乖離しているということである。
このポイントは・・・酵母を活動させないことで・・・可能な新発想技術である。
逆転の発想から・・・MOG-A1菌は・・・発見されたものである。
砂糖が・・・肥料になる! 必須元素の炭素を・・・肥料とする時代が来るかもしれない。
栄養不足が病害虫を誘引する。
光合成不足は・・・肥料では何ともならない!
炭素循環の世界である。
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